保健室の先生に美容整形の相談をしたこと

「お前の顔見ているとイラつくんだよね」と、クラスの女の子に言われたのは、私が高校1年生になってすぐのことでした。私は高校に進学してすぐ、自分の顔が原因でいじめに遭ってしまいました。それは、私の口がアヒルのように尖がっていたからです。アヒル口というと、ぷるんとした唇が特徴的で、女の子らしくて可愛いイメージを持つものですが、私のアヒル口は少しばかり違っていました。確かにぷるんとした唇ではあるものの、それはいつも上向きに尖がっていて、まるで口を一文字に閉めているようにも見えてしまい、いつでも怒っているかのような表情だったのです。

私はこれをクラスの子に指摘されるまで、気に止めたことがあらず、このとき初めて自分の顔が嫌いになりました。私はこの怒っているかのような表情のせいで、クラスの女の子たちに「イラつく顔だ」と言われてしまい、それからというもの、仲間に入れてもらえなくなってしまいました。高校に入学してすぐのことだったため、両親に心配をかけたくないと思い、無理矢理に学校には通っていましたが、いつしか仮病を使って保健室に逃げ込むようになっていました。そこで私はあるとき、保健室の先生に美容整形の相談をしてみました。それは相談というよりも、自分の考えていたことを抑えきることができなくなり、ぶちまけるかのようにして言ったことでした。私はとにかく、この自分の顔のせいでいじめに遭っているのだと思い込んでいて、美容整形をすれば、きっとこのいじめもなくなると思っていたからです。私は保健室の先生に、美容整形をして可愛い顔になりたいという意思を伝えました。そんな私に対して先生は、たとえ美容整形を受けたとしても、今の状態は変わらないと断言したのです。それは、私が美容整形だけに頼ろうとしていて、自分自身で何かを変えようという努力をしていなかったからでした。私はこれを先生にきっぱりと言われたことで、ショックな気持ちもありましたが、自分が甘えていたことに気がつくきっかけにもなりました。そうして私は、先生に勇気をいただき、自分で変わらなければいけないという気持ちを持つことができたのです。

そして私はあるとき、クラスの子に対して自分から声をかけました。もちろん自分なりの笑顔を作ってのことだったのですが、それによって相手も笑顔になってくれて、私は初めて心から笑うことができました。こうしていじめはなくなり、保健室の先生にはとても感謝をしました。

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